アメーバ症の症状とは?
アメーバ症は、水や食物などと一緒に赤痢アメーバのシストが摂取され
感染します、また、ある種の性行為でも感染することがあります。
赤痢アメーバはまず大腸に感染し、肝臓など他の臓器に感染が及ぶこともあります。
症状としては、断続的かつ頻繁に下痢が起こり、けいれん性の腹痛が起き
数日〜数週間の間隔でおさまったり、悪化を繰り返します。
重度の場合、腹部をさわると痛みがあり、血便、粘液便が出る場合があります。
また発熱も起こり、慢性の場合は、赤痢アメーバが肝臓にう膿の塊りをつくり
発熱、発汗、悪寒、脱力感、体重減少、肝臓付近の痛みや不快感などの症状が現れます。
ときに感染は、肺や脳など他の器官また皮膚に広がることもあり、
生殖器や、腹部の手術痕の感染などが挙げられます。
発病に至るまで約数日〜4ヶ月、通常2〜4週間の潜伏期間があります。感染
しても自覚症状がない人もいれば、体中に広がって死亡する人もいます
。自覚症状のない人は、腸の中に赤痢アメーバが住み着いてしまい、
無症状のキャリアとなることがあります。この場合、感染した人自身は
問題はないですが、便中に出てきたシストが感染源で二次感染を起こす
可能性があるので十分注意が必要です。
いんきんたむしの症状とは?
いんきんたむしの根源の白癬菌は、水虫などを起こす白癬菌と同じで繁殖力は非常に強く、保菌者が脱ぎ捨てた下着などからも容易に感染します。角質層と呼ばれる皮膚の表面にしか生息しない為、内蔵にまで病巣を広げる事はありませんが、洗ったくらいでは除去する事は出来ず、何年でも生き延びます。適度な温度と、高い湿度を好み、特に夏場は汗などで股間も蒸れるので白癬菌の温床となります。
そして冬になると一旦症状も軽くなり治まったように思えても白癬菌は死滅するのではなく、活動を休止して越冬するだけなので、再び夏が来ると再発します。
これを何年もの間繰り返すのです。
症状は最初、片側の股部に赤くぽつぽつしていたモノが堤防状に盛り上がって環状に広がり体が温まってくると激しい痒みも伴います。痒さは尋常ではなく掻きだすと止まらなくなるほど痒いのです。
就寝中にも無意識のうちに掻いてしまい症状を悪化させる事もあるので注意が必要です。
男性だけの病気と思われているようですが、菌が付着すれば、十分女性でも発症する病気で、放っておいても治る事はないようです。
また、市販の薬もありますが、厄介なのは、ステロイドが白癬菌の好物だそうでステロイド含有の市販薬を買い求めて治療していると、いんきんたむしの症状はどんどん広がり、悪化していくそうなので注意が必要です。
一方、いんきんたむしとよく似た症状の高齢者に多い皮膚のがんがあるそうで、勘違いされる事があるそうですが、薬をつけても症状は改善されないばかりか、がん発見を遅らせ、命にかかわることもあります。
いずれにせよ、皮膚科を受診されることをお勧めいたします。
成人T細胞白血病の症状とは?
頸部、わきの下、足のつけ根などのリンパ節がはれます。また、肝臓や脾臓がはれることもあります。細菌やウイルスに対する抵抗力が低くなり、肺炎などの感染症を併発し、発熱することがあります。骨髄に拡がった場合、正常な赤血球や血小板が造られなくなり、動悸、息切れ、貧血、鼻血、歯肉出血などの症状がみられます。悪性化したリンパ球が皮膚に拡がった場合は、原因不明の皮疹がおこることがよくあります。
また、成人T細胞白血病リンパ腫は、症状が多彩で、急性型・リンパ腫型・慢性型・くすぶり型・急性転化型5つの病型に分類されます。
詳しくは医師にご相談下さい。
軟性下疳の症状とは?
この病原体は非常に弱い菌で、感染後、2〜3日ですぐに症状がでます。発生場所は男女共性器に発生し、発生する部分は男性では包皮・亀頭・包皮小帯など、女性では小陰唇・尿道・子宮膣部・肛門周辺に多く発生するようです。
最初、痛みを伴う小さな水疱ができて、すぐに破れてしまい浅い潰瘍が出来ます。この潰瘍を「軟性下疳」と呼び、この潰瘍の表面にうみが付いていて、こすると簡単に出血し、激しい痛みを感じます。また、潰瘍が重なって大きくなるこもあります。
男性患者のうちの約50%は潰瘍がひとつしかできませんが、女性患者の場合は複数個以上できることがほとんどです。潰瘍は触ると敏感に痛みを感じるので、すぐに判断がつくように思います。
その後、1〜2週間後に、鼠径部のリンパ節は押すと強い痛みがあり、いくつもつながって膿のかたまりができます。膿瘍の表面の皮膚は赤くただれ、破れると皮膚の上に膿が出ますが感染者全員が腫れるというわけではなく、半数ぐらいの感染者にこの症状がでるようですす。