B型肝炎の胎児への影響
B型及びC型肝炎のいずれの肝炎もウイルス感染によるもので、妊娠中もしくは、出産時に母親の血液により胎児あるいは新生児がウイルスに感染する可能性があります。
C型肝炎ウイルスでは、その感染率は1割以下程度という報告がありますが、感染率は低いようです。また、B型肝炎ウイルスは、胎児への感染率は幅が広く、最低1割未満〜最高約8割程度であると報告されているそうです。
感染が起こった場合、新生児はキャリア(ウイルス保菌者で発症していない状態)となり、成人してから肝炎を発症する可能性が高くなります。
母児感染によりキャリアとなった場合、のちに肝炎を発症する割合は、B型では1割程度、C型では8割程度だそうです。