コンドーム使用時の注意点
エイズやその他の性感染症の予防を考えた場合、最も効果的な予防方法はコンドームの使用とされていますが、しかしその効果は決して完璧ではなく防御の成功率は約70%と言われています。原因としては誤った使用方法であったり品質劣化や潤滑剤の問題などが挙げられます。
間違えた使用法とは、挿入中の脱落、破損などですが、こういうミスは若年層に多く、まだコンドームの使用法に慣れていないこともあるようです。また、性交時においていざというときにコンドームの袋を破り装着するのが邪魔臭いといったような理由から性交途中より装着する場合が多く、その場合、妊娠はもちろんですが性感染症に感染する確率はかなり大きくなるのは間違いないでしょう。
また、コンドーム自体は使用期限があり、長期保存により品質が低下し、破れ易くなり、使用期限の迫ったコンドームを使用する事はあまりオススメ出来ません。使用期限を確認することが重要です。
また、パッケージ自体に穴が開いていたり、敗れていたり、また高温多湿のような場所で保存していると
期限内でも品質の劣化が見られ、安全とは言えないでしょう。
それと、コンドームのゴム(ラテックス)は、ローションなどが付着すると、劣化して破れやすくなったり、ウィルスが透過しやすくなったりする性質があり、ローションなどに含まれる鉱物油がコンドームの強度を著しく低下させるという報告があります。ローションなどを利用する場合は油性のものを避け、水性のものを用いるよう注意が必要です。