梅毒とは?
梅毒はスピロヘータ(螺旋形の細菌を総称)という細長い細菌で
トレポネーマ・パリダムという細菌によって感染する病気です。
コロンブスが新大陸の発見と共にヨーロッパに持ち帰り
その後爆発的に全世界に広がったというお話は有名です。
梅毒には先天性梅毒と後天性梅毒があり
先天性梅毒は、母親が梅毒感染している為に母体の中で
感染するもので、万一妊娠中に梅毒に感染していることが判明したら
早急にお医者さんに相談しましょう。妊娠5ヶ月以内であれば
赤ちゃんに、感染する前に治癒してしまうことができます。
後天性梅毒は、性行為による感染が主です。
梅毒の病原体は、性交によって体の中の小さな傷口から体内に
入り込みます。性器や口腔には、小さな傷が無数にあるものです。
コンドームなしの性交やフェラチオなどによって、傷口に侵入して
しまうのです。
梅毒は、高温、低温、乾燥にも弱く簡単に死滅し
石鹸水などでも簡単に死滅することが知られていますが
昭和20年代初期には、有名人なども感染し死亡することも珍しくなく
感染してから10年以上かけて死に至る恐ろしい病気とされていました。
その後ペニシリンなどの抗生物質の登場により、感染者は非常に
少なくなりましたが梅毒の感染は、性交以外にもキスやペッティング
などで感染する場合もあり潜伏期間は3週間から3ヵ月と長いため
知らないうちに感染が広がる可能性もあります。