体温と免疫
体温が下がると免疫力も下がる
最近の日本人の体温は半世紀以前の人と比べて約1度ほど低くなったと言われています。実は今、8割の人の体温が36℃以下といいます。様々な原因が考えられますが、便利な生活や食生活も関係があるかもしれません。
人間は体温が低くなると免疫力が低下します。人の体温が1℃上がることにより免疫力は5倍以上活性化するといわれていますが、人の体温は免疫力を大きく左右します。風邪を煩ったときに熱が出るのも、
実は体温を上げて免疫力を高めようとする自己防衛反応といわれています。また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなるようです。
人の免疫システムは体温が36℃以上ではじめて十分な力を発揮するようになっており、33.5℃なら60%、35℃の場合は40%の力しか効力を発揮しません。
私たちの身体は健康な人でも毎日3000個以上のガン細胞が発生するそうですが、体温の低い人は十分な免疫機能を発揮できず、ガン細胞が増殖し、ガンを発病してしまうという報告もあります。