カンジダ膣炎というのは、真菌という、カビの一種に属する菌が原因で起こります。カンジダを含めて、真菌が身体のあちこちに常在するもので、膣の中でいえば正常人の約一割に検出されるそうで、このカンジダが何らかの原因により異常繁殖し、おりものが異常になり外陰部にかゆみを自覚するようになり「カンジダ膣炎」となります。
カンジダが異常増殖する原因として考えられるケースは、風邪、疲労、、寝不足、ストレスなどで、身体の抵抗力が落ちたときや、病院、歯科医院などで処方される抗生物質を採った後、その他ピルの服用、糖尿病患者の場合などに「チーズのような」「黄緑色っぽい」おりものが増え、外陰部に「いたがゆい」「しみるような」かゆみが起こるケースがあるようです。
ほかに、花粉症、喘息などでステロイドホルモンを使用している場合、カンジダ膣炎が起こりやすいとされていますが、これはステロイドホルモンにある免疫機能を抑制する作用の為とおもわれます。ステロイドを使用している際は、カンジダが起こりやすいので注意が必要です。