B型肝炎の症状とは?
B型急性肝炎の症状ですが、実は感染しても肝炎と判断できる自覚症状が現れるのは感染者の約3割未満で、ほとんどの場合、ただの風邪などと思い込み肝炎とわからないまま治癒してしまいます。
症状としては、感染から2〜3ヶ月の潜伏期の後、関節痛、食欲不振、吐き気、全身の倦怠感、黄疸、嘔吐などです。ほとんどの場合、発熱を伴うことはあまり無く、慢性肝炎へ移行することはごくまれで、3か月ほどで肝機能が正常に戻り、治癒しますが、まれに重症化して劇症肝炎となり、死亡する例もあるようです。
また、B型慢性肝炎のほとんどは自覚症状の無いまま病状が進み、偶然に症状が出た時などに発見されることもありますが、症状は軽く、直接死に至ることはありません。しかし長い年月を経て、肝硬変、さらには肝がんに進行する可能性は十分にあり、死亡する場合もあります。
B型肝炎ウィルスのキャリアから肝臓がんへと進行するのは保菌者全体の1%以下とされています。