性器ヘルペスとは?
性器ヘルペスは外陰部が赤いブツブツや小水疱やかぶれるように皮膚が炎症を起こす病気で単純ヘルペスウィルスの感染による性感染症です。女性の感染者が多く、男女の比率で見ると1:2の割合となっておりクラミジアに次いで多い性感染症となっております。
単純ヘルペス・ウィルスは、口内炎や口角に水泡を作る�T型と、性器に感染する�U型があり、どちらも性器に感染する。一度感染すると、体内にウィルスが住みつき、体力が低下したり、免疫力が衰えた時に再発し繰り返す。
性器ヘルペスウイルスは古くから蔓延していて、人口の9割以上が昭和50年ごろには感染していたそうで全国に広く分布していた。現在でもクラジミア、淋病につづいて感染者が多く、また自覚症状がほとんど無く、生産業従事者では8割の感染率という報告もある。
単純ヘルペスウイルスは、薬の服用すれば、症状は治癒しますが一度感染すると神経の奥に潜伏し不活性化して、通常は活動をしませんが、体調が悪くなったときの免疫変化などにより何度も再発をする病気です。神経の奥に潜んでいるため完全な治療方法が確立されておらず、外部に表れた症状を改善する事しか現在のところ出来ません。ですが、不活性時、外部に症状が表れていないときは他人に感染させるような事はなく、再発した場合のみ感染する可能性があります。
性器ヘルペスに感染してから1年間の再発度合いは、1型で平均0〜1回
2型で平均8〜10回程度起こるという報告があります。
女性は外陰、膣、おしりにみられ患部は子宮頸部に及ぶこともある。
男性は亀頭、包皮、陰茎体部、おしりに多い。
まれですが男女ともに肛門、太ももにみられることもある。