クラミジア感染症の症状

クラミジア感染症の症状とは?

クラミジア感染症は、日本のみならず世界中に感染が広がっている現在最も患者数の多い性感染症で、女性の初期の感染部位は子宮頸管で、病状が進行するにつれ
卵管炎⇒子宮付属器炎⇒骨盤腹膜炎⇒腹腔内感染と変化してゆきます。
結果、卵管狭窄症、卵管閉鎖症、卵管周囲癒着症などを併発し、不妊の原因や子宮外妊娠などの原因となることが最近になり明らかになってきたようです。

女性では、感染後約4週間以内で、膣の分泌物、頻尿、排尿時や性交時の痛み、骨盤痛が起きることもありますが、ほとんど症状が無く気付かない場合がほとんどです。

もし早期に発見する事が出来れば、クラミジア感染症は、お薬(抗生物質)で完治することができます。しかし、自覚症状があまり無く医療所にも行かず、治療を受けずに放置した場合、女性では子宮頚管炎から骨盤炎を起こしてしまいます。治療されない性器クラミジア感染症の4割が骨盤炎となります。

この骨盤炎が気づかれないことは珍しくありません。そのような骨盤炎の内2割が不妊症となり、2割弱で慢性的な子宮・骨盤部の痛み、1割弱で子宮外妊娠が起こります。子宮外妊娠は母体にとっては非常に危険で最悪の場合死に至ることもあります。また、最近の研究によれば、クラミジアに感染している女性は、感染していない女性に比べてHIV感染者との性交渉において5倍の確率で感染する事が知られています。

【クラミジア感染症について】

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